ラテン語

2023年4月11日
 季節の流れが何だか順番通りいっていない今年の春。心配になるくらいあたたかな1日の終わり。フォーレのレクイエムの2回目のレッスンは、予定通り船橋先生のレッスンです。
 先週の1回目に続き、今日も「おかえりなさい」の方たちがたくさんいらしてくださって、到着した練習会場はとても賑やかでした。

 最初に先生が、この曲を選んだ理由や、曲の特徴などをお話しくださいました。
 決して大所帯ではない私たちの合唱団ですが、だからこそ出来る「表現」があるのかもしれない。そう思わせてくれるお話しでした。
それから
「レクイエム」という言葉が鎮魂歌でなく「死者のためのミサ曲」と訳すのは、キリスト教には「魂を鎮める」という思想が無いからだ。
 ということを聞き、言葉として知っていたことの真の理由を聞けた気持ちがして、印象深かったです。

 そして1曲目の音取り開始。
 記憶と、音譜と、聞こえてくるピアノの音と仲間の声を頼りに歌いました。
(覚えているものだなぁ…モモコAの心の声…きちんと歌えてるかは別ですよ…モモコBの心の声…)
 全て音を取り終えるには、ちょっぴり時間が足りなくて、1ページ分は次回の宿題になってしまったけれど、みんな大健闘でした。

 時折先生が歌詞の意味を教えて下さるのですが、「Kyrie」の歌詞で単語の意味と対訳のギャップを感じる部分が腑に落ちました。

 これまでミサ曲は何曲が歌う機会があったから、「読む」ことは苦労はしないけれど、「意味」はまだまだ理解していない部分の方が多いなぁ。
 と思った日でもありました。

《モモコ》