Ich liebe dich(愛しています)2

2022年5月10日。
それぞれの「思い」が詰まったゴールデンウィークも終わり、久し振りの練習です。
今日は船橋先生のレッスン。3月の最初にリモートレッスンがあって以来だから、2ケ月ぶりということになるのかな。その間に頑張っていた「Ich liebe dich」を聴いていただく日が来ました!
体操・発声を終えて、いよいよ聴いていただきます。

が!
先生には、みんなの心の「ざわざわ」が聴こえたのでしょうか。
8小節過ぎたところでストップ。
これまでの練習よりテンポが速かったり、2拍子の曲だけれども練習のためにあえて4つでカウントしていたりしたので、なんだか音楽に「のれていなかった」。それを聴き取られたのだと思います。
速度表示のAndante.を実現するには、やはり2拍子の感覚が大事。ということをご説明いただき再開。みんな頑張ってついていきます。

感覚に慣れたところで細かくレッスンが始まります。

「胸きゅん」なメロディ
とか。
du=あなた という言葉は ich=私 という言葉より常に「上の(高い)音になっている」ベートーヴェン 素敵。
とか。
6度の音の幅が醸し出すもの
とか。(先生のピアノでのデモ。素敵でした♪)
似ているフレーズの中で、変化している箇所の意味
とか。
いろいろ。いろいろ。
これまで「必死」に歌っていた曲が、どんどん素敵な曲になっていく気持ちがしました。

そんな中でひとつ。モモコがとてもびっくりしたことがあります。
わたしたちが歌うには少し「キーが高い」ということで、原調のG-dur(ト長調)から1音下げてF-dur(ヘ長調)で歌った時のこと。
あんなに「明るく」て「素敵」と感じていた曲が、なんだか「曇り空」みたいになっちゃって、歌っていても変だし、身体もうまく使えなくなった感じ。
1曲終わっても不完全燃焼な感じになってしまったのです。
先生がおっしゃるには、最高音や高音への跳躍はうまくなったとのことなのですが、モモコ的にはなんだか「しっくりこない」感じ。
みんなはどう感じたかしら?
結局、元にもどしてレッスンを続けたのですが、ホントに不思議な感じでした。

帰りがけに先生にお話ししたら
「調性って大事」っておっしゃいました。
先生のように「深い意味」ではわからなかったけれど、今日のレッスンでの実感として素直に頷けたモモコです。

もうすぐ「第九」のレッスンが本格化するけれど、この「Ich liebe dich」 もう少し「極めたい」な。とモモコは思っています。

《モモコ》