同じ場所で

2022年8月9日。
立秋が過ぎ、練習会場に出かける頭上に広がる空は既に薄暗い。その上に、ここのところの不穏な天候を反映するかのように不気味な雲が月を覆っています。
豪雨災害に遭われた方々に、心からお見舞い申し上げます。
様々な困難がある今日。
練習に行くこと。歌うこと。
日常の生活の中では、後ろめたさと嬉しさと。相反する2つの心を抱えながらも、練習に参加すると、毎回楽しく、充実した気分になります。
だからこそ「気をつけるべきことは、十二分に気をつける」という思いを、常に心の中に持っていなければならないと思っています。

そして
今日は菅野先生のレッスン。諸事情で2ヶ月ぶりです。
前回、菅野先生のレッスンは第九の初回でした。モモコはへろへろになって、「ずーん」と落ち込んで帰ったのでした。
あれから練習を重ねて、少しずつ「第九を歌う体力」を取り戻したぞ!と練習に臨んだモモコです。が·········。

練習の最初に行なう発声練習。菅野先生、今日はいつもより時間を費やして
「同じ場所」で「喋る」ことがベル・カントなのだ。
と、さまざまな表現でご指導くださいました。
そして
「今やった発声のように歌えれば、この人数(35人程でした!)でも凄いことになる」
とおっしゃっていただき(!)、「第九」の最初から歌に入りました。

普通に歌える高さのところでも、同じ母音で複数の音符を歌う時、喋る場所が変わってしまっていることに気がつかないこともありました。
そこを意識して「喋る」為には、やはり「支え」が必要です。
高い音になると同じ場所で喋ることは、モモコにはとても難しいです。
やはり「支え」て「あけて」。逃げないで。
「頑張って!」とおっしゃってくださる先生の声をききながら、「第九」全曲、頑張りました!!
でも、後半はやはり「へろへろ」で、声がなかなか続かなくなっちゃいました。
うーん。まだまだです。
でも周りの仲間たちの顔は充実感でいっぱい。もちろんモモコもです。

次はお盆休み明けの23日。船橋先生のレッスンです。
モモコの家では実際に声を出すのは難しい······ってか無理。
同じ場所で喋る練習は出来るかな。
そして23日には、またこの「アルカディア」でレッスンです。
そう。
また「アルカディア」でレッスンが出来ますように。

《モモコ》