ついに最後の·····No.4

またこのタイトルを使う時が来ました。
演奏会に向けての練習を重ねてきて、必ずやってくる「この日」。
物凄い雷が鳴った。
とお仲間たちが言うのだけれど、少し早目にホールに入っていたモモコは、気がつきませんでした。

少し早目に来たのは、演奏会当日にお客様にお配りする「プログラム」が出来上がって、スポンサー様へのお届けや団員に配布する分の仕分けをするため。(モモコは、製作担当です)
毎回、たくさんの方々が音楽祭を支えてくださっている。
スポンサー様のページを開きながら、「良い演奏会にしなくちゃ」という想いと共に、心で感謝を唱えます。

最後の練習という緊張感と、都合で先週練習をお休みしたモモコは、ステージの上で何だか「ふわふわした」気持ちでした、
けれども船橋先生が到着され、練習が始まり、まもなく先生から
「ある意味ここは非日常の空間です。客席のお客様へ届けることをイメージして。表現者になって」
というお言葉に「集中しなくちゃ」
と気を引き締めました。
そして曲の練習に入ります。
演奏順に、フォーレから。
第一声は、2週ぶりの緊張もあって少し恐る恐る。でも「ちゃんと声が出た!」と安堵しました。歌い続けているとこれまでの練習の記憶が支えてくれているのを感じました。全て出来たわけではないけれど······。

練習終了時間ギリギリまで、船橋先生のご指導が続きます。演奏会前日までの間の「宿題」も出ました。
より良い演奏を。
その想いを共有して、最後の練習終了です。

後片付け後も、準備の打ち合わせやら何やらがあちこちで行われています。

第31回アルカディア音楽祭。
「新たなあゆみ 祈りのハーモニー」
今週末。12月2日。午後の準備作業から今年の音楽祭が始まります!

《モモコ》