鑑賞会

いつもより1日早い節分や立春で迎えた2021年の2月も終盤です。
3月を目の前にして、暖かかったり寒かったり。
季節感が目まぐるしく変化して、あれやこれやのバランスをとるのがいささか大変!
というのがモモコの正直な感想です。きっと誰もがそうなのだろうけれど。

そんな中で迎えた天皇誕生日の2月23日の晩。
合唱団史上初めてかなぁ。
「鑑賞会」が開催されました。

練習の前に。とかではなくて、純粋に「鑑賞会」
菅野先生出演のオペレッタや、船橋先生指揮のベートーヴェンの演奏映像を鑑賞するというものです。
昨今、それぞれのご自宅でもご覧になれるのだけれど、心が同じ「仲間」と鑑賞出来るのは、それだけでなんだか嬉しい気持ちになるものでした。
半数ほどの団員さんが、もちろんしっかり感染対策した上で中央公民館の視聴覚室に集まりました。

まずはオペレッタ。
限られた環境の中での上演で、本来のものとは異なるのでしょうが、菅野先生初め出演者のおひとりおひとりがいきいきと演じていらっしゃって、とても引き込まれてしまいました。
あちこちから「すごい」のため息が・・・。(「歌」はもちろん演技そしてダンス(!!))
やっぱり目を引かれるのは菅野先生。
その100パーセントの表現!
「伝えること」の重要性をいつも教えていただいているけれど、それを体現してくださっているのを目の当たりにして、
「私達の“パパ菅野”は凄い!!」改めて思いました。

そして船橋先生指揮のベートーヴェン。
オーケストラ・ソリスト・合唱団が一堂に会することが叶わない状況の中で、技術と工夫と努力で一曲の演奏に仕上げられたのだと漏れ聞いておりました。
数年前にアルカディア音楽祭でも演奏した曲。少しだけトリップ感がありました。
始まる前、ちょっとだけ緊張感。
ピアノのソロから始まりソリスト(かつて音楽祭でご一緒させていただいたお顔があります)の歌、そして合唱の始まり。
時折アップになる船橋先生の指揮。
それは必ずしも合唱に向けたものでは無いけれど「そう!」とでもいう感じで思わず力が入っちゃいました。
先に書いたような状況は、映像でしか感じないこと。演奏はとても素晴らしかったです。
(合唱団が次々ピックアッフされる中に、さりげなく混ざっていたのは・・・うふふ。)

「春彩コンサート」まで1ケ月をきりました。
これまでにない準備が必要だけれど、関係各所の皆様と相談しながら進んでいます。
合唱団もギアを上げて仕上げにかからなければなりません。
その為のエネルギーをもらえた。
そんな「鑑賞会」でした。

《モモコ》