2024年12月10日
音楽祭から10日。
演奏会後、実行委員1人1人が色々片付けなければならないことがあって、それに追われてしまっている大変さと、その合間のふとした瞬間に訪れる「余韻」そんな感じで過ごしていた10日間でした。
少し思い出してみようかな?
今年の音楽祭。
モモコはこれまでのように、各方面からの問題処理に手を取られることもなく、目の前の自分の役割に集中して過ごしていた気がします。
ゲネプロを経て、刻々と変わる状況を見ながら合唱団のタイムスケジュールを判断し、指示を出す。
そうして迎えた本番。
一足先に演奏を終えた少年少女を笑顔で迎え、先ず戴冠式を歌うためにステージへ。
最初の音は、オケのチューニングで取れたかな?
歌い出したら、もうあーだこーだなくなって、
「聴いてください!私たちの歌を!音楽を!」
と思ってました。
最後の「平和を与えてください!」は、心から歌いました。
歌い終わって、真っ先に見たのが、船橋先生だったのは覚えてます。
そして、休憩の後は
「動物のカーニバル」
船橋先生のお衣装が、カーニバルの案内役みたいで楽しい!なんてステージ袖で思ってたけど、入場してみたらステージいっぱいの演奏者。すごいね。
そしていよいよ「カーニバル」の幕開け。
こちらは少し「日本語を伝えなきゃ」と気にはなったけど、これまでの練習を信じて、気持ちのままに歌いました。フィナーレを歌う時は、動物たちと同じように本当に楽しくて、自然に笑顔になってました。笑顔になりながら、少し泣きそうにもなっちゃって······。
アドベントの始まりの日に相応しいアンコール曲と、33回音楽祭に繋がる「エーデルワイス」で、第32回アルカディア音楽祭は幕を閉じました。
そして
12月10日
あれから10日たって、合唱団はアルカディアに集いました。
第33回アルカディア音楽祭の為の練習が始まるのです。
実行委員長の挨拶や、船橋先生、金子先生のお話などを伺ったあと、いよいよ新しい楽譜を開いて「音取り」開始です。
シューベルトのミサ曲第2番ト長調。
実はモモコはずっと昔、合唱始めた頃に歌ったことはあるけれど、第一声を発する時は何だかとてもドキドキしました。
そして先生がお話ししてくださる様々なことに驚いたり、納得したり。
そんなこんなで最初の一曲、何とか最後まで辿り着きました!。
次にお目にかかるのが4月の船橋先生の
「良いお年を」
の言葉で、初回練習は終了。
冬の間、声を磨きながら音取りです!
あと片付けも終わりホールの出口に向かいますが、モーツァルトとは違うシューベルトの世界に触れた気がして、モモコは何だかふわふわ、グルグルした気持ちでした。
第33回アルカディア音楽祭の最初の一歩。モモコには、こんな感じの第一歩でした。
《モモコ》