リベラ メ

 2023年4月4日
 さぁ!いよいよ今日から「第31回アルカディア音楽祭」に向けてのフォーレ・レクイエムの練習が始まります。朝から夜の練習が楽しみだったモモコ。1日の「仕事」を片付けて、愛車のペダルも軽く感じながらアルカディアに到着です。
 入ってびっくり。っていうか、エントランスが何だかすっきり。と思ったら、「検温」の設備が撤収されていました。世の中、少しずつ変わって(戻って?)きているのを身近に感じた瞬間でした。

 真新しい楽譜をいただき、実行委員長のごあいさつや音楽祭の概要説明などの「プチ・発会式」を終えて、いよいよ練習開始です。
 今日は菅野先生のレッスン。
 楽譜を開くのはもう少し我慢して、発声練習です。
 「音程を自分でとる」という意識と、そのためのテクニックを習得する大事な時間。先生の指示を聞きながら、大事に発声を続けました。
 先生曰く、
「音程をとる」意識がしっかりしている時は、音程も良いし響きも落ちていない。
 歌の中でも活かせるように、たくさん練習しなきゃ。とモモコは思いました。

 そしていよいよ新品の楽譜を開いて曲の練習。
 今日の課題曲は、練習初回ですが終盤の「Libera me(リベラ メ)」からでした。
 「いっぱい間違って良いから。それが練習だから」
との先生の声とピアノの助けに励まされながら、大半の方が初見のこの曲を最後まで歌ってみました。
 アルカディアでは20年振りというこの曲。経験者は数えるほどしか残っていないし、経験者だとしても20年前ですからね。声の出方はどうぞご想像ください。でも、繰り返していただくうちに少しずつ歌えるようになって、みなさん、曲のイメージはつかめたと思います。v(^o^)v

 菅野先生が次のことを、言葉を変えて幾度もおっしゃいました。
 「この曲は譜面はすっきりして見やすいけれど、実際に歌ってみるとハーモニーが次々変化している。その都度きっちり決めていかないといけない曲。その難しさが今日はわかれば良い」
と。
 だからこそ、今日は発声の段階から「自分で音をとる意識」を(いつもそうだけれど)何度も何度も私たちに刷り込んでくださったのだと思いました。

 これからまだまだ「難しさ」が増していく予感がします。
 でも頑張ろう。
 投げ出さずに、一生懸命練習して、少しずつでも。
 だって、やっぱりこの時間は「楽しい」から。

 大事な「初回練習」の感想は、「楽しい」でした。

 次回は船橋先生のレッスンです。

《モモコ》